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弁護士がホームページの制作会社に自分から聞く4つの質問

結論・要点

制作会社の面談でどの会社も同じに聞こえるのは、どこも「過去の作業のサンプルと成功事例」という質問の1つ目に答えているためです。Googleが業者との面談で聞く質問として並べた残りの4つ、つまり検索の基本事項への準拠・期待される結果と時期と測定方法・同業種での実績・該当する地域での実績は、自分から聞かないと出てきません。聞いた答えを同じ欄に書き取れば、各社を同じ並びで比べられます。

目次

  1. 制作会社の話がどこも同じに聞こえる理由──先方が出す事例は、Googleが並べた質問の1つ目にあたる
  2. 実績数と事例集を見せられたとき──弁護士の事務所を担当した実績か、自分の商圏の実績かを分けて聞く
  3. 「成果が出ます」と言われたとき──何をどの数字で測るのかを、発注の前に決めておく
  4. 作り方を聞く──「Google検索の基本事項に準拠しているか」をそのまま尋ね、答えを提案書に残してもらう
  5. 【モデルケース解説】離婚と相続に注力する事務所が2社の面談を並べる
  6. 聞いても差が出なかったとき──任せる範囲と成果の測り方を提案書に書いてもらう
  7. まとめ──制作会社選びは、自分から聞いた4つの答えで分かれる

制作会社の話がどこも同じに聞こえる理由──先方が出す事例は、Googleが並べた質問の1つ目にあたる

面談で止まるところ──「感じは悪くないのに、どこが違うのか分からない」

実績数の多さを最初に出される。事例集は見せてもらえるが、弁護士の事務所のものは1件か2件で、あとは別の業種のサイト。「検索に強いサイトを作ります」と言われたものの、何をどうするのかの説明はない。料金表とデザイン案は出てくるのに、公開したあとに何をするのかは話に出ない。踏み込んで聞くと「やり方は各社のノウハウですので」で止まる。

会った会社はどこも感じが悪くないのに、集客の面でどこが違うのかは分からないまま。これから面談を組む方も、1社の提案を前に決めかねている方も同じです。

前のページ「サイト改善チェックリスト」で見たとおり、自分のサイトに何が足りないかは、項目に分ければ把握できます。ところが会社そのものは、用意された項目では分けられません。分けるための項目を、面談の場で自分から作りに行くことになります。

このページでは、Googleが公開している質問のうち先方が自分から見せてくるのはどれかを先に示し、続いて実績の見方、成果の測り方、作り方の確認の順に、聞き方と書き取り方をまとめます。最後に、各社の答えが分かれなかった場合の決め方を置きます。制作費用の相場と、数字が動き始めるまでの期間は扱いません。

Googleが挙げている、業者の候補と面談するときの質問

Googleは、SEO業者(検索からの集客を請け負う業者)の候補と面談する場面で聞くこととして、次の質問を挙げています。

過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか。Google検索の基本事項(旧称:ウェブマスター向けガイドライン)に準拠しているか。期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか。同業種でどのような実績があるか。該当する国や地域でどのような実績があるか。

ここに並んでいるのは5つの質問です。言っているのはGoogleで、想定されている場面はSEO業者の候補との面談です。制作と公開後の集客をまとめて請け負う会社との面談にこれを当てるのは読み替えであり、この読み替えは、ウェブ集客の支援をする側からの判断です。弁護士に固有のことは、この5つのどこにも書かれていません。

5つのうち、先方から出てくるのは1つ目だけ

面談で先方が資料として最初に出してくるのは、このうち1つ目、つまり過去の作業のサンプルと成功事例です。事例集や、公開中のサイトのURL一覧といった形で出てきます。複数の会社の資料が似て見えるのは、どこも同じ1つ目に答えているからだ、というのがここでの見方です。どの項目が先に出てくるかを調べた数字があるわけではなく、支援をする側から見た見立てになります。

面談で確かめる項目 面談で出てきやすいか 自分から聞かないと分からないこと
過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか 資料として先に出てくる 事例の中身の内訳(次の節)
Google検索の基本事項(旧称: ウェブマスター向けガイドライン)に準拠しているか 話に出ないことが多い 誰が答えるのか、制作の工程のどこで確認するのか
期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか 「成果が出ます」で止まりやすい 何を数え、誰がどう測り、いつ何が届くのか
同業種でどのような実績があるか 実績の総数として示される そのうち弁護士の事務所のサイトはどれか
該当する国や地域でどのような実績があるか 全国の件数として示される 自分の商圏にあたる地域のものはどれか

一点、押さえておきたいことがあります。ここに並んでいるのは聞く質問であって、どう答えれば良い会社なのかという判定の基準は示されていません。5つを尋ねれば良い会社が選べる、という性質のものではなく、答えをどう書き取り何と何を並べるかは、事務所の側で決めることになります。以降の節では、自分から聞く4つについて「面談で口に出す言い方」と「答えを書き取る欄」を対にして置いていきます。事務員や広報の方が同席できるなら、聞き役と書き取り役を分けておくと、そのまま各社の比較の材料になります。

実績数と事例集を見せられたとき──弁護士の事務所を担当した実績か、自分の商圏の実績かを分けて聞く

「同業種」を弁護士、「該当する国や地域」を自分の商圏と読む

5つの質問のうち「同業種でどのような実績があるか」「該当する国や地域でどのような実績があるか」の2つは、実績の総数ではなく中身を聞くものです。先方が出してくる事例集は1つ目への答えで、この2つはそこに重ねて聞く形になります。事務所の側の当てはめとしては、「同業種」は弁護士、「該当する国や地域」は自分の商圏にあたる地域と読みます。この当てはめは、引用したGoogleの案内が弁護士について述べているものではなく、自分の事務所に引き寄せた読み方です。

面談での聞き方──総数ではなく中身を聞く

この2つを分けて聞くと、まとめて示された実績が、弁護士の事務所を担当したものか、自分の商圏と条件の近い地域のものかを、別々に書き取れます。面談では、次のように尋ねます。

  • 「見せていただいた事例のうち、弁護士の事務所のものはどれですか」
  • 「そのうち、当事務所の商圏にあたる地域の事務所のものはありますか」
  • 「その事例で、御社が担当されたのはどこまでですか」

3つ目まで聞くのは、事例集のサイトのすべてを、その会社が最初から最後まで作ったとは限らないためです。制作だけを請け負った事例と、公開後の更新や記事の追加まで任された事例は、同じ「実績」に並んでいても、事務所が受け取れるものが違います。

答えを書き取る欄──面談1社につき1枚

返ってきた答えは、次の欄に分けて記録します。面談ごとに1枚使い、社名を上に書いておきます。

事例 弁護士の事務所か 地域 先方が担当した範囲 いま公開中か
(事例名を書く) はい/いいえ (地域を書く) 制作まで/公開後の更新も/記事の追加も はい/いいえ/未確認

この形で書き取ると、示された実績の件数が、そのままでは判断材料にならないことが見えてきます。総数のうち弁護士の事務所が何件かは、聞かなければ分かりません。全国での件数と自分の商圏での件数も別のものです。

事例名を出せないと言われた場合に聞く4つ

守秘の取り決めや公開前の案件を理由に、事例の名前を出せないと言われることもあります。そのときは事務所名まで聞く必要はありません。分野(相続か、離婚か、交通事故か、企業向けか)、地域の規模(都市部か、それ以外か)、先方が担当した範囲、公開している時期──この4つで、上の欄はおおむね埋まります。答えられない項目は空欄のままにします。空欄も、各社を並べたときには材料になります。

ここで確かめられるのは、弁護士の事務所のサイトや自分の商圏に近い地域での経験があるかまでです。その経験が自分のサイトの集客につながるかどうかまでは、事例集からは分かりません。

「成果が出ます」と言われたとき──何をどの数字で測るのかを、発注の前に決めておく

期待される結果・時期・測定方法は、一文をそのまま口に出す

5つの質問のうち「期待される結果とその時期、成果はどのように測定するのか」は、過去ではなくこれからのことを聞く項目です。面談では、この一文をほぼそのまま口に出して差し支えありません。「期待される結果と、その時期はどのくらいで見ていますか」「成果は、どのように測定されますか」の2つです。「効果はどのくらい出ますか」と丸めて聞くと、返ってくる答えも丸まります。

返ってきた答えを4つの観点に分けて書き取る

返ってきた答えは、そのまま書き取るだけでは、あとで各社を並べたときに読み比べられません。次の4つに分けて記録します。

分ける観点 書き取ること 記入欄
測る対象 何を数えるのか(表示された回数/サイトを見た人の数/問い合わせの数/相談の申し込みの数)
測り方 誰が、どの画面や台帳から数えるのか。事務所側でも同じ数字を見られるか
報告の形 どの間隔で、何が届くのか。書面か、口頭か、画面の共有か
時期の言い方 一点で言い切ったか、範囲で示したか。何をもって「その時期」とするのか

時期は、先方が挙げた月数をそのまま書き取ります。一般に言われている目安を当てはめてしまうと、先方の答えとの差が見えなくなります。

発注の前に、自分の側から当てる5つの見方

書き取った答えは、発注を決める前に次の観点に当てて見ます。良し悪しの判定ではなく、「まだ聞けていないことはどれか」を洗い出すためです。

  1. 測る対象が、相談の入口とつながっているか。 サイトを見た人の数だけで報告される形だと、相談の申し込みとは別の数字を追うことになります
  2. 測り方を自分でも確かめられるか。 数字の出所になる画面を見せてもらえるか、権限をもらえるかを聞いておきます
  3. 報告の間隔と中身が決まっているか。 間隔も形式も決まっていない場合は、その場で決めてもらいます
  4. 時期を一点で言い切らず、範囲で示しているか。 言い切る答えなら、何を根拠にその時期なのかを続けて聞きます
  5. 思わしくなかったときに何をするかまで答えているか。 次に何を変えるのか、それは任せる範囲に入っているのかを聞きます

事務所側でも、発注の前から記録を始めておく

先方の測り方とは別に、事務所の側でも記録を始めておくことをおすすめします。届く報告と手元の記録を、同じ対象で見比べられるようにするためです。発注の前から始めておくと、公開の前後で比べられます。

記録する項目 中身
相談の申し込みの入口 サイト経由/紹介/ポータル経由/その他のどれか
サイト経由の場合に見ていたページ 分野のページ/料金のページ/弁護士の紹介ページ/コラム
問い合わせの手段 電話/フォーム/メール
記録を付ける人と時点 誰が、いつ(受付時か、面談後か)付けるか

表計算のファイルでも、受付の机に置いた紙でもかまいません。最初は入口の区別と日付の2列で足ります。サイト側の数字は、解析の道具を事務所側でも持っておく形があります(キジラクにも解析の機能があります)。大事なのは道具ではなく、先方の報告と突き合わせられる数字が手元にもあることです。

作り方を聞く──「Google検索の基本事項に準拠しているか」をそのまま尋ね、答えを提案書に残してもらう

言い換えずに、そのまま尋ねる

5つの質問のうち「Google検索の基本事項(旧称: ウェブマスター向けガイドライン)に準拠しているか」は、実績でも成果でもなく、これから作るサイトの作り方についての質問です。この一文は、面談でそのまま読み上げて尋ねられます。基本事項そのものはGoogleが公開している文書で、内容は改訂されます。面談で読み合わせる必要はなく、確かめるのは、先方がその文書を見ながら作っているかと、確認の工程と担当が決まっているかです。

答えを4つに分けて記録する

返ってきた答えは、次の項目に分けて記録します。

  • 答えたのは、営業の担当者か、制作の担当者か
  • 制作の工程のどこで確認するのか(設計の段階か、公開の直前か、公開後か)
  • 確認した結果を誰に報告するのか。事務所側に届く形になっているか
  • この答えを提案書や見積書に書いてもらえるか

答えたのが営業の担当者だった場合は、そこで止めずに「制作を担当される方にも同じことを確認できますか」と続けます。誰が答えたのかを名前で書き取っておくと、公開後に聞き直すときの相手が決まります。

提案書に一行入れてもらえるかで、答えが分かれる

4つ目の項目が、この節でいちばん効きます。口頭の「もちろん準拠しています」は、後から確かめようがありません。提案書に一行入れてもらえるかを聞くと、書けるという会社と、書面には書けないという会社に分かれることがあります。どちらが良いという話ではなく、書いてもらえた会社には、公開後に「どこで確認しましたか」と聞き直す先が残るということです。

作り方を聞かずに任せると、公開後に検索から人が来ないときに、原因が制作側の作り方にあるのか事務所が載せている中身にあるのかを切り分けにくくなります。工程と担当を先に書き取っておけば、開く先が決まります。

【モデルケース解説】離婚と相続に注力する事務所が2社の面談を並べる

事務所の設定と、面談の前にそろえたもの

想定読者にあたる事務所を一つ立てて、面談で実際にどう聞き、答えがどう分かれたかを通しで見ていきます。弁護士2名・事務員1名、地方都市で離婚と相続に注力している事務所です。サイトは開業のときに作ったままで、前のページのチェックリストでは優先度の高い項目に×が並びました。分野ごとのページの分割と事例・コラムの追加は自力では手が回らないと判断し、制作会社2社と面談します。

面談の前にそろえたのは、外に頼む範囲と頼まない範囲を分けた一覧、5つの質問を書いた紙(1社1枚)、答えを書き取る欄(実績・成果・作り方の3枚)です。聞き役を弁護士、書き取り役を事務員が担当しました。会ったのは2社、ここではA社・B社とします。

STEP1: 実績の中身を分けて聞く

両社とも、冒頭で制作実績の一覧と事例集を出してきました。ここまでは同じです。そこで「見せていただいた事例のうち、弁護士の事務所のものはどれですか」と尋ねました。

A社は事例集から2件を示し、うち1件は公開中でURLも教えてもらえました。担当した範囲はどちらも制作まで。商圏に近い地域の事例は弁護士以外の業種で1件です。B社は事例名を出せないと断ったうえで、分野・地域の規模・担当した範囲・公開している時期の4つには答えました。弁護士の事務所は複数あり、うち1件は公開後の記事の追加まで担当。地域は都市部が中心です。

書き取る欄に入れてみると、埋まった欄が違います。どちらが良いという判定はここではしません。

STEP2: 成果の測り方を聞く

次に「期待される結果と、その時期はどのくらいで見ていますか」「成果は、どのように測定されますか」と尋ねました。A社の答えは「アクセスが増えます」。何を数えるのかを続けて聞くと、サイトを見た人の数とのこと。報告は口頭で間隔は決まっておらず、事務所側でも同じ数字を見られるかは持ち帰りでした。

B社は、数えるのは問い合わせフォームの送信と電話番号がタップされた回数、報告は月に1回・書面、数字の出所になる画面の権限は事務所側にも渡すと答えました。時期は範囲で示し、思わしくなかった場合に何を変えるのかも、その場で答えています。4つの観点に分けると、A社は「測る対象」が相談の入口とつながらず「報告の形」も空きました。

STEP3: 作り方と、提案書への記載を聞く

「Google検索の基本事項に準拠して作られていますか」には、両社とも「準拠しています」と答えました。文言だけを見れば同じです。そこで4つに分けて聞き直すと、A社は答えたのが営業の担当者で、確認するのは公開の直前、提案書に書けるかは持ち帰り。B社は制作の担当者が同席しており、設計の段階と公開の直前の2回確認すること、担当者の名前、結果を事務所側にも共有することをその場で答え、提案書への記載も了承しました。

STEP4: 2社の答えを同じ並びに置き換える

面談のあと、3枚の書き取る欄を、社名を横に置いた1枚に写し直しました。会社ごとに資料の書式が違うため、そのままでは並びません。

聞いた項目 A社の答え B社の答え 書き取れたこと
弁護士の事務所を担当した実績 2件。うち1件は公開中でURLあり 複数。事例名は非公開だが分野・時期は回答 実際に見られるサイトはA社のみ
自分の商圏にあたる地域の実績 弁護士以外の業種で1件 都市部が中心。近い規模の地域はなし 両社とも空欄に近い
先方が担当した範囲 制作まで 公開後の記事の追加まで(1件) 任せられる範囲が違う
成果の測る対象 サイトを見た人の数 フォームの送信と電話番号のタップ 相談の入口とつながるのはB社
報告の形と間隔 口頭。間隔は未定 月1回・書面。画面の権限も付与 A社は要確認
検索の基本事項の確認 公開の直前。答えたのは営業担当 設計時と公開直前の2回。担当者名あり 工程と担当が分かるのはB社
提案書への記載 持ち帰り 了承 回答待ちが1件

この1枚が、面談の前には作れなかったものです。ただし、表が示すのは「どの欄が埋まったか」であって、公開後に相談が増えるかどうかではありません。埋まらなかった欄は、次の面談か提案書で埋めます。

聞いても差が出なかったとき──任せる範囲と成果の測り方を提案書に書いてもらう

差が出なかった項目だけ、もう一段細かく聞き直す

モデルケースでは欄の埋まり方が分かれましたが、そうならないこともあります。どの会社も弁護士の事務所の事例を持ち、成果の測り方も似た説明をし、基本事項にも準拠していると答える場合です。そこで印象で決めると、選んだ理由が面談の雰囲気だけになります。決める前に、次の3つを順にやります。

  1. 差が出なかった項目に絞って、もう一度聞く。 同じ答えが返ってきた項目だけを取り出し、一段細かく尋ねます。成果の測り方が似ていたなら、「その数字は、どの画面のどの項目を見た数ですか」まで聞きます
  2. 任せる範囲と成果の測り方を、提案書に書いてもらう。 「面談でうかがった内容を、提案書に項目として入れていただけますか」と伝えます
  3. 各社の提案書を、同じ項目の並びに置き換えて見比べる。 STEP4と同じように、事務所の側で項目の順を決めて写し直します

提案書に書いてもらう7つの項目

入れてもらう項目は次のとおりです。

書いてもらう項目 中身
任せる範囲 作るところまでか、公開後の更新も含むか、記事の追加も含むか
範囲の外になること 追加の費用がかかる作業はどれか(金額でなく、項目として)
成果の測る対象 何を数えるのか
成果の測り方 誰が、どこから数えるのか。事務所側が同じ数字を見られるか
報告の形と間隔 何が、どの間隔で届くのか
検索の基本事項の確認 制作の工程のどこで、誰が確認するのか
窓口 公開後に聞くときの連絡先は誰か

同じ項目で書かれた提案書が2枚、3枚と並べば、その場の印象ではなく書かれた中身で決められます。差が出なければ、それも一つの結果です。そのときは、範囲と報告の形がいちばん具体的に書かれている会社を選ぶ、という決め方ができます。

この一式は選んだあとにも残ります。任せる範囲の一覧は、そのまま「事務所側が自分でやる範囲」の一覧にもなります。前のページで作った改善の計画のうち、どこを外に出しどこを事務所で持つのかを、ここでもう一度分けておきます。

まとめ──制作会社選びは、自分から聞いた4つの答えで分かれる

このページで学んだこと──自分から聞く4つと、書き取る欄

面談で見せられる実績数と事例集は、Googleが業者との面談の質問として並べた5つのうち、1つ目にあたるものへの答えです。それだけを見比べても差は出にくくなります。残る4つ──検索の基本事項への準拠、期待される結果とその時期と成果の測定方法、同業種での実績、該当する国や地域での実績を自分から聞くと、答えの出方が分かれます。

実績は弁護士の事務所を担当したものか自分の商圏のものかを分けて書き取り、成果は何をどの数字で測るのかを発注の前に決め、作り方は工程と担当まで聞いて提案書に残してもらう。ただし、この5つが与えるのは質問の一覧までで、正解までは示されていません。並べたあとにどこを重く見るかは、事務所がどの分野で相談を受けたいのかによって変わります。

次のステップ──検索と順位が決まる仕組みを理解する

ここまでで、「集客できるサイトに整える」の内容は一通りそろいました。何が足りないかを洗い出し、優先順位をつけ、自力でやる範囲と外に頼む範囲を分け、頼む相手に何を聞くかまで決まっています。ただ、面談で聞いた質問は、自分の側にも検索の見取り図がないと、返ってきた答えを受け止めきれません。

次のカリキュラム「検索と順位が決まる仕組み」では、検索エンジンがページを見つけ、評価し、検索結果に並べるまでの流れを学びます。任せる部分と自分で持つ部分の境目も、この仕組みが分かると引けるようになります。

✓ 実践チェックリスト

  • □ 外に頼む範囲と、事務所で持つ範囲を分けて書き出した
  • □ 5つの質問と、答えを書き取る欄を面談の社数だけ用意した
  • □ 実績は「弁護士の事務所か」「自分の商圏か」「担当した範囲」を分けて聞いた
  • □ 成果は「何を数えるか」「誰がどこから測るか」「報告の形と間隔」を聞いた
  • □ 検索の基本事項の確認を、工程と担当まで聞いた
  • □ 聞いた内容を提案書に書いてもらえるか依頼した
  • □ 各社の答えを同じ項目の並びに写し直し、事務所側でも相談の入口を記録し始めた

学んだ方法を、手間なく実践する。

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